オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

ビートルズのマネージャー・エプスタインを描いたアメコミを読みに?京都マンガミュージアムへ!

少し前に、また京都のマンガミュージアム行ってきました。

asitanoyamasita.hateblo.jp

 

前に一度行ったときに「アメコミいっぱいあるんじゃー!」って気付いたので、今度はアメコミを一日中ガッツリ読むことを目的に行ってきました。

 

と言いつつ、ちょうどこういう特別展なんかもやってたりして観てみたり…

www.kyotomm.jp

江口寿史先生の連載作品やイラストが、時系列だったり、テーマだったり、いろんなカテゴリーで網羅的に整理され解説されてる感じで良かったです。

とくに「街角の可愛い女の子」なイラストの一群は、流行のファッション・髪型・メイク…がそれぞれの時代で色濃く反映されてて…表題通り、江口寿史=い意味で時代に乗るポップさを楽しめました。

 

 

ビートルズを世界に送り出した男の奮闘と苦悩

で、江口寿史展を見たあとは、閉館時間までひたすらアメコミ読んでましたw

まず読了した一冊目はコレ。
「ザ・フィフス・ビートル」

 

ビートルズを見出し全世界のステージへ売り出した伝説的マネージャー、ブライアンエプスタインの(半)伝記マンガ。

エプスタイン本人にかなりクローズアップした内容で、常に孤独感と、同性愛者という当時では許されないコンプレックスに悩み続けながら、ひたすら「世界中を楽しませる」野心に燃えた男の生涯…って感じです。

とくに目を引くのがその水彩画風タッチの鮮やかなビジュアル!
表舞台のシーンはきらびやかに描かれる一方で、エプスタインの内面に目を向ける叙情的なシーンではシットリと描かれる色味の対比が印象的でした。

ミュージアムの本だから本編の画像のせたいけど載せられない~と思ったら公式サイトにトレーラーが!このビジュアルは必見)

www.youtube.com

 

またネタバレですが、物語序盤から終盤まで、徐々に徐々に積み重ねていくラストの死への匂わせ方がホントにうまくて。
ビートルズがライブ活動を退き、サージェントペパーを完成させ、まさしくロックを「アート」に到達したそのとき、唐突にプツリとその幕が降ろされ…そのシーンでの、誌面の印象がガラリと変わるコミックならではの演出もあいまって「ついにこの時が来てしまった…」という喪失感がハンパなかったです。

 

ゲイであることにコンプレックスが、一方でビートルズがアイドル的人気を得るすべを心得ていたことにもつながっていたように視座されていたり、アメリカに進出しての「エドサリヴァンショー」出演交渉の巧みな駆け引きなど、やはりこのマネージャーなくしてビートルズなし、と思わされる『仕事もの』として楽しめる面もあったりしました。

 

意外なほどビートルズ本人たちが活躍するシーンが少ないのが少し残念ですが、さっきの動画のように描かれているビートルズたちの表情やしぐさ、スマートないでたちからセリフまで間違いなく彼らそのもの!
吹き出しがあると、本人たちそれぞれの特徴的な声を思い浮かべて脳内再生が楽しかったりするのでその点も必見。やはりビートルズに興味があるって人にはオススメの作品かな~と。

 

 

もう一冊は次回に

これとあともう一冊アメコミ読んできたんですが、例によって長くなったので次の記事にしとこうかなと。
それにしても、やっぱいいですよ~京都マンガミュージアム!ココへ行くまでこの本の存在知らなかったからね!(無知)

あと京都へ行ったってことでタンタンの冒険のショップへ行ってまた一つグッズ買ってきたりもしたんですが、それも別に記事にしようかと。 

 

 そういやこんな本もあったのでチラっと読んでました。次回書くのがコレってわけじゃないですよん