オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

京都のマンガミュージアムでアメコミ「シャザム!」も読んできました。

 

asitanoyamasita.hateblo.jp

 前回の記事に引き続いて、京都国際マンガミュージアムで読んできたアメコミの紹介をば。

 

「変身」ネタと「家族」のストーリーが楽しいアメコミヒーロー

もう一つ読んだ作品がコレ。

 

DCコミックスの「シャザム!」。

別名キャプテンマーベルだったり、まぁいろいろな過去があるヒーローキャラクターですが、例によってそんな彼の誕生を現代的にリブートした作品。

読んでみて1番楽しい要素は、なんといっても「主人公は悪ガキな少年。ひょんな事から魔法を授かり、超人的なパワー(スーパーマンに匹敵!)を持つ大人のヒーローに変身できるようになる」というところ!

ただ、超人に変身する!…とはいっても、その精神は悪ガキのビリーバットソン少年のまま。

たとえば、偶然の人助けで相手から20ドル札一枚をもらえたとき(見た目ムキムキの大人が)めっちゃガッツポーズしたり、お酒飲んじゃおーぜ!って悪ガキ仲間と企むも「大人になれるお前が買いに行けよな!」「ええ…でもこのコスチュームじゃあ」みたいなやりとりがあったり…

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(画像はこちらから)

とにかく「少年が大人のヒーローへ変身!」という設定を活かしたギャグシーンは夢いっぱいでめちゃ面白かったですw

 

 

そんなギャグが楽しい一方、「家族」をテーマにしたストーリーも良かった。

みなしごであるビリー少年が施設から養子に迎えられる冒頭、シャザム!の力を授かるシーン、ライバルとなるヴィラン撃破の一手にいたるまで、物語全編にわたり「家族」というキーワードがうまく散りばめられていて、アメコミながら王道の児童文学や絵本を読んだ時のような心温まる読感。

夢のある「変身」の要素に童心に帰れる、と同時にビリー少年とその家族たちの奮闘を見守るような親心的目線でも楽しめる。

シンプルイズベストで、軽快に読み進められた良作でしたよ〜。

 

この DCヒーローエピソードのなかにシャザム!の話も載ってるんですが、これを機に読み返してみようかなー