オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

髭男爵のwebコラムが面白い!この文才を知って、みんなも男爵さまの"檀家"になろう

http://stat.news.ameba.jp/news_images/20160515/21/27/GK/j/o03000300.jpg

どうも、ふだんポッドキャストで「髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオ」を愛聴してる"檀家(リスナー)"の社会不適合者です。

そのパーソナリティである男爵さまが寄稿しているウィズニュースのコラムを最近一気読みしたので、そのなかで個人的にツボった一文・オススメ回を紹介していこうかなと。

これも一種の「ルネラジ」布教活動として、新たな檀家さんが一人でも増えれば…(どんどん宗教じみてくスタイル)。

 

 

 

withnews.jp

健康番組の「不摂生なデブの一例」として招かれる事についての回。
番組中、血液検査のシーンで「役割ゆえ自分の血の流れが"ドロドロ"であることを期待する」ことに触れて

血がドロドロ。
その延長線上にあるもの・・・それは、僕の“死”。
極論すれば、
「山田よ・・・頼むから死んでくれ!!」
その場にいる全員が、僕の死を願い、祈っている。
僕も含めて。
不思議な一体感である。

つ、つれぇ…。
"そういう仕事"と理解している以上、検査を受けている本人もこんな風に本気で願ってしまう。
タレントの悲哀、社会の不条理、いろんな感情が湧いてきます…w

 

 

withnews.jp

現場までの移動手段、大人気の芸能人ならクルマ・タクシーでプライベートも維持。一方男爵のようなそこそこの芸人は経費上、電車やバス移動も頻繁に使うのだとか。

地方営業帰りの新幹線。
疲れて寝ていると、
「カシャッ・・・カシャッ・・・」
シャッター音で、目が覚める。


背もたれから身を乗り出し、僕の寝顔を盗撮・・・そんな“肝試し”に興じていたようだ。

男爵に全く知名度がないならこういうヤカラに声をかけられることもない。しかしいかんせん「一度は」大きく売れた芸人。
その中途半端な知名度が招くイヤなエピソードが面白&つらい回です。

 


withnews.jp

俺サイン大嫌いだから声かけんでくれ!と、「ルネラジ」で堂々としかも口酸っぱく言ってる男爵。
そう言いたくなるのもわかる心無いヤツらのサインねだりエピソードが面白い回です。

「あっ、“カンパーイ”のヤツだ!一緒に写真撮ろうぜ―!!」
中学生くらいの男子の群れ、その一人。

~中略~


肩を抱き寄せ、親友のように、楽しげに。
“大嫌いな”サインも書く。
数分後、「髭男爵のサイン・・・微妙―wwww」
そんな文言を添えて、SNSにあげられるとしても。

 
ギャグ間違えるわいきなりタメ口だわ、と失礼極まりない相手にも表面はにこやかに神対応の男爵。
なのにオチがこの仕打ち…!w 若者の傲慢さ怖いッ!
これも「一度売れてしまった」ゆえの悲哀か…。

 

 

withnews.jp

はてブのブクマも付きまくっている最近の神回!

かつて、“一度売れた”際は、毎日のように訪れたテレビ局。
お台場→汐留→再び、お台場→深夜に六本木。
一日で、幾つもの“在京キー局”を飛び回ることも珍しくなかった。

しかし、今では、飛び回るのは、地方のスーパーやハウジングセンター。
この一週間だけでも、千葉→広島→山梨→三重→大阪→兵庫と、
「物流関係のお仕事ですか?」

 
冒頭から文章キレッキレすぎて思わず噴きだしましたw
ラジオでもやたら出てくる「ハウジングセンター」とかいうパワーワード最高です。
俺が子供のころよく連れてもらってたABCハウジングの展示場にも、いまは髭男爵が営業来てたりするんかな…(遠い目)

 

 

withnews.jp

市役所主催のイベント。
~中略~
行進の先頭で我々が叫び、子供達が復唱するのは、イベントの趣旨、そのお題目。
「人権を守ろう!」
「差別をなくそう!」
・・・“貴族”がである。
趣味の悪い、風刺画。

まだまだ"売れっ子"だったときのエピソードだそうな。
それにしてもやっぱ男爵さまの文章センスすげぇ!と思っちゃう、"言われてみればなんかおかしい…”ことの着眼点。
いわゆる"ゆるキャラ"の面白さは、お役所が『とりあえず目立つものが欲しい』ことからにじみ出るヘンテコさ。それに通じるお役所的発想が産んだ奇妙な行政イベントのワンシーンというか…w

 

 

いやーやっぱ文才すごいっす男爵さま。
自叙伝的な近著の「ヒキコモリ漂流記」もファンという名の檀家をこえて評価の声高いし、ラジオと並行して文章ももっと見せてほしい今日この頃。