「ローグワン」は絶対映画館で観ておけ!ダースベイダーが本当に目の前にいたから!
正月休みは映画館へ「ローグワン」を見に行ってきました。
これを劇場で観といて本当によかったああああああああああああ!!
むしろダースベイダー目当てで今スグ観に行け!
あえて言おう、この映画はスターウォーズにおける『シンゴジラ』であると!
シンゴジラは個人的に
『ストーリー部分が少しとっつきにくいかもしれない。でも、ゴジラが大暴れするあのシーン!ただあのシーンのためだけにスクリーンで見る価値はある!』
そんな映画だな~と思っていて。それがこの「ローグワン」にも同じことが言えそうです。
とにかく、本編の中で少しだけあるダースベイダーの活躍シーンに、もうマイ・スターウォーズ視聴史上最高レベルで、大興奮させられまして…
見ている最中は背筋が『ゾゾゾゾーッ!!』。例えでなく戦慄が走りました…。やはりベイダー卿は反乱軍にとっての、いや帝国軍含め、銀河全体にとって絶対的な恐怖の象徴なのだ、と…!
とにかくこの少しのシーンのためだけに、スターウォーズ詳しくなくとも観る価値あり!(断言)
映画館という空間で作品と一体化しよう
加えて、上記のダースベイダーのシーンは絶対映画館で見るべき!
後々自宅のテレビやモニターでソフト版を見たとしても、そのシーンの魅力はきっと大幅半減します。
というのもこのシーンが「映画館という暗闇の環境」をめっちゃフル活用した演出になっているから!
そもそもスターウォーズというシリーズを映画館で観たとき、宇宙空間のシーンでは現実と作品が一体化する感覚が楽しめるんですよね。
真っ暗な宇宙空間が背景となっているそのあいだ、映画館の照明を落とした環境によってスクリーンとの境目がなくなり、 映画館という空間と映画の中の空間がまさに一体化するような感覚を味わえるのです。
で、件のシーンは宇宙空間ではないのですが、まさにこれと同じ効果を得られて、本当に目の前にダースベイダーがそこにいるような感覚を覚えます。
てゆーかその前に暗闇に浮かび上がる、あの光を見た時の…っと、さすがにこれ以上ネタバレしまくり。
とにかくカッコよすぎるこの演出の迫力…これをカンペキに味わうには、もう映画館で見るしかありません。
もうね、今後誰かとスターウォーズトークする時に「ローグワン映画館で観なかったの?うわぁ~それ一番ダメだわ~俺は劇場であのシーン観れたもんね~」と優越感に浸る瞬間が今から楽しみw(暗黒面)
「EP4」リスペクトが伺えるレトロなビジュアル
今作は「エピソード4の前日譚」ということで、その時代の世界観を再現したビジュアルも魅力的でした。
「フォースの覚醒」の新たに洗練されたビジュアルとは逆の、「エピソード4」の時代にタイムスリップ?したような魅力があります。
計器類の操作パネルとかレバースイッチ、 モニターに表示されるワイヤーフレームの映像…
そしてライバルキャラクターとなるクレニック長官の軍服!「ローグワン」のなかでも個人的に一番ゾッコンなビジュアルでした。
分厚い素材感と漂白された色合い、なにより威厳たっぷりのケープ!いかにも「古き良きスぺオペの軍人!」って雰囲気を漂わせていて…たまりませぬ。
スターウォーズは「土着的・野性的な見た目の反乱軍」VS「漂白されて人工的な見た目の帝国軍」という対立するビジュアル面の構図もカッコいいので、そういう意味でも期待に違わない良キャラクターでした。
本編の「?」を見事に埋める前日譚のお手本
ただストーリー運びは、事前に見聞きした映画評論の中で語られていた通り、前半がけっこう冗長なところもありましたね…。
ただ、やはり中盤にかけて『なぜデススターにあんなあからさまな弱点があったのか?』というネタの秘密が明かされていく展開には、グッとくるものがありました。
今までエピソード4について考えるたび「まぁ映画上のご都合だしねw」とだけ思っていたあの設定が、この「ローグワン」の熱いストーリーで理由と説得力を補完されて、ひいては「エピソード4」をさらに魅力的な作品にする…そういう意味では、これぞ外伝のお手本!と言える良いシナリオでした。
あと、余談ですが「今のCG技術で動くATAT」*1が観れたのも嬉しかったw
反乱軍の前に立ちはだかる巨大なATATの迫力も、やはりスクリーンで観て魅力増ですな。
つーわけでとにかくローグワン楽しむなら何より映画館一択!ってことで。
K-2のあのシーンはちょっち泣けました…
*1:正確には「ATACT」という型らしい