映画「ドクターストレンジ」観てきた!4DXもオススメな異次元魔術バトルがスゴかった!
マーベルヒーロー映画『ドクターストレンジ』を3D・4DX上映で観てきました!
期待以上の新感覚な映像体験が満載でした!
トレーラーの不思議なバトルシーンが気になってる…って言う人は絶対大スクリーンで見る価値あり!
豊富なバトルシーン、すべてが新感覚!
作中で特に派手な異次元バトルシーンが3つあって、
●魔術の師匠・エンシェントワンの導きにより、この世の神羅万象をハイスピードで見通すシーン。
「2001年宇宙の旅」ライクな極彩色な映像に、フラクタルな幾何学模様の動きを組み合わせたような、幻覚的な映像が次々に展開
●背景の建物が変形したり、ねじり曲がったり、傾いたり…な空間での縦横無尽なバトルシーン。
上下左右の感覚が次々と変わっていき、まるでエッシャーのだまし絵の空間の中で戦うようなダイナミックな戦い
●崩壊した街が『巻き戻し映像』のように元通りになっていく、その真っただなかで敵グループと大乱闘を繰り広げるラストバトル。
例えば、暴走するクルマがバック方向に高速で突っ込んできたり、崩壊したビルが元の建物に戻っていくので、その戻っていくガレキの流れに敵を巻きこませて生き埋めにしたり…
(この『時間が巻き戻るアイデアを活かした戦い』は、口では説明しづらいのでとにかく必見)
これらの新感覚バトルな映像の数々が楽しかった!
この世の景色が変形していく見せ方も、ある種の法則性があって美しい&カッコいいし、「魔術だから何でもありだよ !」と言わんばかりの映像を再現してくれるCGの物量にも圧倒されます。
余談ですが、映像ではなく、劇場のスクリーン自体がグググ…っと斜め45度くらい傾ていく錯覚に陥る瞬間もあったりw
これはホントびっくりしました…3Dで地面が傾くような映像を見たせい?
とにかくこれもあって「脳内トリップを体感せよ」という宣伝文句も、あながちウソじゃねぇ…と感心しました。
4DXシートで主人公と一緒に"ブッ飛べ"!
また、4DXで見に行ったことも大正解!4DX上映のシステムに相性ピッタリな作品でした!
特に、上記の『エンシェントワンが幻想を見せるシーン』では、主人公ストレンジがひたすら上下左右に体ごとぶっ飛ばされ続けるので、4DXシートに座ってるコチラもほとんどジェットコースター状態でGを感じまくり!
劇中のストレンジと同様に、こっちもちょっとヘトヘトになったりで、シンクロ率ハンパなかったですw
バトルシーンでも、「あれ?ビルの壁を駆け登ってたはずが…いつのまにか落っこちてるー!?」みたいなシーンでは、"仰向けで落っこちている感覚"と"うつ伏せに落っこちている感覚"とそれぞれ違った落下感・浮遊感が楽しめました。
ここはちょっと気持ち良かったりw
(以下はネタバレ注意!)
ラスボス戦は正直不満…でも許すっ
不満点としては、ラスボスとの決戦があまり派手なバトルじゃなかったところですね~。
前述の『時間が巻き戻る空間』でのバトルを経て「はてさて、ラスボスとの最終決戦は一体どんな戦いが繰り広げられるんだろう!?」と期待値めっちゃ上げていたんですが…
いざ始まると、SF的な禅問答でラスボスを言い負かすような戦いで決着。無事危機は去った!という展開で…これは個人的にちょっと肩透かしでした。
でも!
これまで書いていた通り、ココ以外のバトルシーンは本当に驚きの連続なので、最終的には…許せるッ!
結論としては、マーベルヒーロー級のド派手な魔術バトルを、驚異のCGで見事に実写化してくれた傑作だと思うので、ぜひスクリーンで味わうこと必見です。
余談ですが修行の門を始めて叩いたストレンジの常識を魔術による神秘体験でぶっ飛ばして、『これだ…これしか救いの道はない!!』と教え込む、師匠エンシェントワンの一連の手法…。
なんだか某オウム真理教とかカルト系の「神秘体験による自意識の破壊→再構築によって徹底的に洗脳する」っぽい流れでちょっと怖いゾ!w
なにげにオリエンタルな雰囲気バリバリの音楽も良かった