オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

アイドルタイムプリパラ完結!各キャラクターへの思いを語り尽くしてみる

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ついに完結しちゃいましたね…「アイドルタイムプリパラ

今まではシリーズごとに物語の完結はしても「プリパラ」自体は続いていた一方、今回はプリパラTVシリーズが終了なのでズシっとクるものがあります…。

とりあえず今は「アイドルタイムプリパラ」に絞って感想をば、つらつらと書いて心の整理をしていこうかと…!

 

夢川ゆいこそ選ばれし救世主であった!!

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アイドルタイムプリパラで一番驚いたのは、主人公・夢川ゆいに秘められた伏線でしたね。

異常なまでに夢見がちな性格で、夢を語り出すとしまいには具現化して溢れ出てしまうほどのユメユメっ子!
最初こそらぁらに似たタイプって感じかな?なんて思いましたが、回を重ねるごとにそのユメユメっぷりが絶大なインパクトを放ってましたw

 

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で、そんなはた迷惑ですらあるキャラクター付けこそ、このアイドルタイムプリパラで起こるストーリーの重要なカギだった!この伏線が明かされたときは衝撃的でした。
「夢みがち」すぎる彼女こそ、実は物語の舞台・パ原宿のプリパラが衰退してしまった原因… 女の子達の夢を食べてしまうパックというワルモノ…に唯一対抗できる救世主だった!ってトコロですね。
単なるクレイジーなキャラ付けかと思わせといて、これほど物語の主人公として説得力のある巧みな設定だったとは…!

とはいえ彼女も初めはあくまで新人アイドル。そこを3年の間に(なぜか進級はしていないけど)すっかり先輩らしくなったらぁらが、うまくアシスト&ツッコミ担当になって、いつしか名コンビとなったのも楽しかったです。

 

 

あろまとミーチルのオカルトで鮮やかな伏線回収

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ミーチルこと幸多みちるさんと、彼女を振り回してきたあろまとの関係も楽しかったですね。

そもそもの出会いといえば、あろまがみちるをプリパラに誘うため、口からでまかせに「右肩に霊が取り付いている!」なんて言い寄り小悪魔という名のシモベにしちゃうひどい流れでした…w
が、しかし、その右肩にこそもう一つの人格・ミーチルの秘密が隠されている場所だった !
ゆいの夢みがち設定同様、これまたギャグ展開からのヒネりを利かせた伏線回収っぷりに大興奮です。

本人はでまかせ発言のつもりでも、そこはオカルトな悪魔アイドル・あろま。 無意識にミーチルの秘密が右肩にあったことを見抜けたんだろうなぁ、なんて思わせてくれます。

 

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でもさすがに「月刊プー」の定期購読を強制するのはやりすぎw

 

 

推しだからこそ不満あり!にのはもっと輝けた!

今までの二人とは逆に、(自分のお気に入りキャラであるゆえ)虹色にのちゃんの各種エピソードに関してはちょっと不満あり!です。

ゆいにはらぁら、ミーチルにはあろま…と来れば、にのが関わる先輩アイドルとしてはシオン、もしくはドロレオの2人がそれにあたるハズなんかですが、なんかこの組み合わせで印象的に残るシーンって思い浮かばないんですよね…。
シオンは劇中いつも修行の旅に出ていたり、ドロ・レオはもんじゃ屋台を引きながらそれを追いかけていたりで、にのが先輩アイドルと深く関わっているシーンってやっぱり少ない。

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パックをおびき寄せたり、自分やみんなの奪われた夢を取り戻すときも、わりと一人で十分活躍しちゃってたしね。

また、にの単独のエピソードに関しても掘り下げがもっと欲しかった!
前述のパックとの追走劇のすえ、にのは自分の忘れていた夢「ヒーローアイドルになること」を思い出したワケですが(あの回でにのが「ユメ目」になった瞬間は本当にアツかった!!w)、その後、にのが具体的にヒーローアイドルらしく活躍していたイメージも殆どないんですよ。何話か後のメイン回の「現実世界でおばあさんの荷物を持つ」シーンくらいかなぁ。

 

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例えば本筋のエピソードとは別に、プリパラ世界でライブに遅刻しそうな子を抱えて運んであげてるとか、道に迷ってしまった子に声をかけてあげてるとか、そんで「あっ!ヒーローアイドルにのちゃんだ!」なんてみんなに親しまれてるとか…そんなちょっとした日常描写でもあったら良かったのになーっ!
夢を取り戻すエピソードを観たときは「『ヒーローアイドル』!?にののキャラクターにピッタリ合ってる新たな設定ktkr!」と期待していたゆえに、それをもっと観たかったと悔やまれてならぬのです。

…とまあこんなふうに長々愚痴ってしまいましたが、ようは「ビジュアルもキャラクターも声もダントツ推し!であるにのちゃんが輝く姿をもっと見たかったよぉーッ!」ってこと…!

 


CV:黒沢ともよが放つ、ガァララの完璧なワガママっ娘ボイス

「アイドルタイム」の中盤からはガァララというキャラも大きな魅力になりました。
彼女は女の子達の夢を奪ってプリパラを衰退させた、言わば物語のラスボスであり黒幕。しかも「プリパラの夜を司る時の精霊」…!?

そんな穏やかじゃない!設定にもかかわらず、なんだか憎めない、いやむしろ悪役なのに愛着というか親近感までわいてしまうキャラクターになったのは、ひとえにCV:黒沢ともよさんによるキュートな声の演技の賜物ではないかと!w

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特に、ゆいたちの活躍によって自分の活動がうまくいかなくなった時に発した「なぁーんかファララたち最近ちょー↑しのってるよねー!!」みたいなセリフを聞いたとき、『なっ、なんて完璧なワガママっ娘ヴォイスだ!』と衝撃的でしたw
近作だと「宝石の国」のフォス役で胸に響く演技を多く目の当たりにしてたんですが、それとは逆タイプの高音で愛くるしいガァララボイスも、黒沢ともよさんキャリアのなかでの名演と言って差し支えないだろうと!

 

 

女の子も男の子も、輝くアイドルにはいいね♪といいぜ!

最期に、最終回の男女入れ替えライブも衝撃的でしたね。

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本筋のラスト自体は、前回のソラミ・ドレシ・マイドリームによるオールスターライブで全てやりきった感じ。そんでこの最終回には、監督の森脇さんがやっておきたかったスペシャルライブを入れてみた!って感じでしょうかw

思えばプリパラって「アイドルと性別」という事柄に関して、積極的に言及している点でも面白い作品でした。
レオナは男の子だけどドレシの中で唯一スカートを履くコーデとなる場合もあるくらいダントツ可愛いし、ひびき様は女の子だけど世界中に女性ファンが溢れかえるカッコよさ。

 

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この二人の性別に関する描写は作中でもフラットで自然だし、深く言及した回においては「あるがままです!」など、印象的なメッセージも多々。

そしてアイドルタイムにおいては「ダンプリ(男子のプリパラ)」の存在が明かされ、しかも女子のほうは全然盛り上がってない!?っていう導入が。
こちらも劇中の紆余曲折を経て、最終的には性別関係なく、輝くアイドルには「いいね♪」と「いいぜ!」のリスペクトを送り合う関係になれました。

そんなプリパラシリーズの最終回だからこそ?こんな隠し玉をとっておいたあたりが、さすが森脇監督!さすがプリパラ!ってなところですねw

 

 

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そんなこんなでとりあえず思いつく限りの「アイドルタイムプリパラ」感想色々書いてみました~。

放送終了後からしばらく「プリパラが終わった…」という脱力感すらありましたが、スタッフさんたちのツイート探したり、この記事を書いてたり、しばらくしたら最後の映画が上映されるコトも思い出したり…なんてしているうちにかなり回復してきましたw
今はとりあえず、次のアーケードゲームの「キラっとプリチャン」へのお引越し作業に余念がない状況…(←現金

とにかく、こんな楽しいアニメを四年間、大きな休みなく作り続けてくれたスタッフの皆さんに、改めて厚い厚い尊敬と感謝を!

手元にはswitch版プリパラもあるし、映画でまたらぁらたちに会えるし、自分のアイドルタイムはまだまだ終わりではなさそうです…!

 

 

あともう一つ二つ、アニメプリパラの記事かいてみようかなと思います。