映画「デッドプール2」感想!デップーは現代の「ターミネーター」シリーズになるかもしれない!?
季節の変わり目で熱くなってきたからか、妙に調子が悪くてブログ更新も滞ってます…
そう言いつつ友人と「デッドプール2」を観てきたので、感想をば。
ギャグもアクションも前作以上な「ローガン」路線!?
冒頭でいきなり同じXmenシリーズの映画「ローガン」への言及…というか文句炸裂で笑いころげましたw
あの映画は「生きる意味を見失ったローガン…ウルヴァリンが、同じミュータントの境遇を持つ孤独な少女を救うことで、死に場所を見つける」という内容。
で、今回の「デップー2」も、主人公ウェイドがあることから生きる意味を見失うも、同じくこの世に絶望したミュータントの少年と出会い彼を救うことで…というあらすじ。
言及するからには狙ったものなのかもわかりませんが、今回のお話の構図も似てた気がしましたね。
(もちろんローガンとは大違いのシリアス2:ギャグ8くらいのハチャメチャっぷりですがw)
そして今回はデップー自身がやたら主張(観客に向かって)するように、間違いなく「ファミリーアクション映画な仕上がり」になっていました。R指定なのにw
前作同様、いやそれ以上に「死んでもオッケー」だからこその奇想天外アクション&終始ギャグだらけの面白さは健在。今回は前作以上にアメコミネタのジョークが満載で、アメコミ・アメコミ映画好きならもう笑いどころしかないレベルでしたw
前作の不満点としてブログでも挙げた「ヴィランが地味!」って点も、今回は無問題。なんせまずはあのケーブルがメインの敵役だし、なんと終盤にはあの大物ヴィランが…!?ってサプライズもあって最高でした。
前作以上に多くのミュータントとチームアップして派手なアクションを繰り広げてくれたので、ちょっちスケール不足だった前作よりも大幅にスーパーヒーロー映画感が増してて良かったです。
前作のラブラブシーンが好きだったのに~!
ただ、デップーがそんな大作ヒーロー映画らしい作品の近付いたことで、ちょっと惜しい!と思うところも…
というのは、前作「デッドプール」で印象的だった、ウェイドとヒロイン・ヴァネッサとの乳繰り合いシーンが少ない!w
前作はそもそもデップーの衝撃的なキャラクターと同時に、セクシーなヒロインとの少々お下品ながら情熱的なラブラブ・イチャイチャ・恋愛シーンも大きな魅力だったんですよね。
出会ってから猛スピードでエスカレートしていく二人のカンケイにドキドキしつつ、ニールセダカやワム!の楽曲に乗せたラブシーンは、キッチュな若者たちのアーバンライフ感が出ていて、ちょっと憧れちゃうオシャレさもあって…
しかし今回の2ではある事情ゆえに、そういう二人のラブラブシーンが冒頭とラストぐらいしかなくなってしまってるんですよ~。
前作の「正義の味方とかどうでもいいけど、大好きなオレちゃんの恋人に手を出すってなら生かしちゃおかねえよん?」みたいなノリが今回なくなったのは確定的に明らか。
続編にあたって「デップーとヒロインはあの後どんなカンジなの!?」ってあたりも密かな楽しみだった(まさにその見たかったシーンが冒頭にはしっかりあったので余計に)ので、そこはちょっと残念でした!
デップーと「ターミネーター」の共通点?
そんなことを考えてて気が付いたのですが
「第一作が情熱的な男女の恋愛+アクション(わりと低予算)」
であり
「第二作が少年との絆+アクション(前作のヒットで予算も増)」
という映画シリーズ…
これってなんだか『ターミネーター』の「1」「2」の流れと同じではないか!?とw
「ターミネーター1」の方は、未来から来た殺人ロボットがどこまでも追いかけてくると言うSFホラーであると同時に、未来からやって来たイケメン戦士(カイル・リース )がヒロイン(サラコナー)を守り抜く恋愛映画的な要素も強かったんですよね〜。
ラスト付近のカイルとサラが、モーテルで身体を重ねるシーンの情熱的なこと!
そして大ヒット作「ターミネーター2」は言わずもがな、殺人ロボットと少年が徐々に心を通わせて、ラストはロボットの自己犠牲によって締めくくられる物語です。
そして「恋愛要素も強かったデップー1」と、「少年と心を通わせて自己犠牲に目覚めるデップー2」…やっぱり似てる!
「デップー2」は本人がさんざん語っている通り?R指定でありながら真っ当にファミリームービー。そして、ターミネーター2も同じくファミリームービーといっても問題ないでしょう。なんせUSJのアトラクションに起用される程度に、大人から子供まで親しまれているヒーローなわけですから…
そう考えると今回の「デップー2」のストーリーは、「ピーキーな映画のヒーロー」から「国民的ヒーロー」を目指した王道コースと言えるかもしれませんね。
願わくばデッドプールもターミネーターのように末長く愛される映画シリーズとして続かんことを…!
(ラストで「あの」装置を手に入れたから、それこそ原作コミックのように何でもありなアナザーストーリー作れると思うしさ!)
SMJ (2018-06-06)
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