オハコのこんな事ばっか考えてる。

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映画「ハンソロ」、スぺオペ活劇を久々に楽しめて満足!しかし終盤のドラマが…

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映画「ハンソロ」観てきました~。

ぶっちゃけ前作「最後のジェダイ」が個人的にはぜんっぜん納得できず、感想を書けないほど意気消沈しちまった派。でもハンソロなら…それでもハンソロならなんとかしてくれる…!って感じで観に行きましたw

個人的には前半おおこれこれ!これでいいんだよ!からの、終盤うーん…って感じでしょうか。そんな感想をば。

 

スぺオペらしい世界観とアクションたっぷりで前半は満足!

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前半は派手なアクションシーンが続いてかなり良かったです!

『「最後のジェダイ」はなんか負け戦に終始してるしシメっぽい雰囲気だったぶん、今回は明るい冒険活劇を沢山見せてほしい!』
そんな風に思っていたので、前半部分はまさにここらへんの期待をかなえてくれて嬉しい!

母星からの逃避行におけるスピーダーでのカーチェイス、列車の積み荷を奪う大作戦に盗賊との攻防、ミレニアムファルコンを駆って怪獣うごめく危険宙域からの脱出、資源鉱山での大騒ぎ…と往年のアクション映画・スぺオペもの、つまりはスターウォーズらしい雰囲気をたっぷり楽しめました。

また、ハンソロといえば欠かせない「酒場」のシーンも印象的でしたね。
ランドカルリジアンと初対面するシーンでの酒場は、薄暗くて狭苦しいなかにずんぐりした異星人たちがごった返す感じがカンテナよりも暑苦しくてグッド。
ソロが新しく加わったマフィア組織でのパーティ会場も、おかしな方向へ洗練されすぎた未来的ファッションやインテリアが散りばめられていて良い雰囲気でした。

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個人的にC3みたいにキンキラキンな飾りがあちこちにあるのが好きwちょっとレトロフューチャーな感じが逆にエモい!

 

 

終盤は「テーマに脚本が追いついてない」感じが不満

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一方で不満なのが終盤にかけてのストーリー展開。ネタバレ回避でいうと、ここで『アウトロー』として生きてきた登場人物たちが、さてこれからどう生きていくのか…!というテーマに沿ってドラマが展開されていくんですが…どうしてもここら辺がスッキリしない。

アウトローの生き方」というシリアスな命題を前面に置いたはいいけど、脚本とか描写がその命題への答えを描き切れてない、追いついていないという印象で、前半までアゲアゲだったテンションがなーんか終盤は盛り下がっちゃいました。


ここからはネタバレ含む個人的な不満点。

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終盤のシリアスなテーマに脚本が追いついていないって点ですが、そもそもハンソロは確かにアウトローだけども「エピソード456」の描写を見る限りは『影や悲しみを背負ったアウトロー(「シェーン」のラスト的な)』というよりも、『反乱軍にも帝国軍にもキョーミはないね!』くらいのアウトロー…というイメージを抱いていたので、今作終盤の「あのハンソロにこんなシリアスな葛藤があった!」とか、そういうのを観たかったわけではないなー…と思ったりw

てか「最後のジェダイ」の時も感じたんですが、スターウォーズみたいな娯楽作品でシリアスなテーマを大きく扱うからには、観客へ真に迫るレベルの完成度で展開してくれないとイカンですね。下手に入れたんじゃ、ただテンションがサガっちゃうだけだなーと。
じっさいあの終盤なら、もっとシンプルにあの人やあの人も情にほだされてソロに味方するけど健闘のうちに死んじゃってお涙頂戴!でもそのおかげで敵は倒せてUSA!USA!のほうがよっぽど良いなw。

余談ですが、前半でのアイツらの正体が実は…という展開も驚きではあるものの、じゃあそのとき殺されたあいつらのことはどう思えばいいんだ…とかそういうのもありつつ愚痴はここまで。

 

そんな感じの映画「ハンソロ」の感想でしたー。

結果として、好きなところもいっぱいあるけど、うーん終わり良ければ総て良しにはなれねぇ!みたいなモヤっとした感じというw

まぁそれでも「最後のジェダイ」に比べて、個人的な不満点は終盤だけです。
スターウォーズらしいスぺオペ冒険活劇を楽しめた!」という点ではじゅうぶん満足なので、結果オーライで。