オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

スマホのコマ撮りアプリで、薄い本をお手軽に電書化。心置きなく断捨離!

これもオタクの宿命なんですが、買い集めた同人誌が、いよいよ部屋の収納を埋め尽くそうとしていまして…。

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これはいかん!断捨離だ!!と一念発起、本を捨てようとまとめてはみるのですが、「でも処分したら、これもう読めなくなるのよ?」という囁きがどこからか響いてくるんすよ…。

 

じゃあスキャンして電子書籍化しようか?それなら心置きなく本は処分できる!
…とも思ったのですが、ドキュメントスキャナの購入とか、本をバラバラに解体していく手間とか、調べていくとドンドンやる気も削がれて…。

 

もっとカネも手間もかからずに済む方法ないかなー!?と考えた結果、「スマホで開いた本のページを撮ってけばいいんじゃないか!?今のスマホならカメラの性能もいいし!」と思いつき、『スマホを固定して自動で連続・タイマー撮影させ、自分はひたすら本のページをめくる』という方法に行き着きました。

 

 

コマ撮り映像撮影アプリが大活躍!!

色々試した結果、コマ撮りアニメ製作アプリの「ストップモーションスタジオ」が一番使い勝手がよく利用しています。

play.google.com

ストップモーションスタジオ

ストップモーションスタジオ

  • CATEATER, LLC
  • 写真/ビデオ
  • 無料

今回の撮影には手持ちのスマホよりカメラ性能の良いので「iPod touch」を使用していますが、iOSとアンドロイド両方とも同じアプリがあるので、どんなアイフォン・アンドロイド問わず無料で利用可能です。

 

次に用意しておきたいのは、スマホを固定する器具。
自分は以前1000円くらいで買った、このフレキシブルアームのついたそこそこしっかりしたホルダーを使っています。

※ぶっちゃけスマホを撮影する角度に固定できさえすれば良いので、百均ショップにあるような簡単なものでも行けそうですが、映りの良さや撮影の勝手のよさが変わってくるかも。

 

必要なものはこれでOK。今回はサンプルとして、プリキュア映画の劇場パンフを撮影しました~。※もちろんこれは手放さないよ!!


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まずはこんな風にスマホをアームで固定。床に置いた本を広げて、画面を見ながら読みやすい角度や構図を微調整。カゲが極力入ったりしなようにもしたいところ。

位置がキマったら、コマ撮りアプリで「5秒タイマー撮影」を設定して、録画ボタンをタップ、5秒ごとの連続撮影が始まります。

あとはパシャ!っと鳴ったら5秒のあいだにページを次にめくる。→パシャ!→めくる…を繰り返して完了。

 

撮影する動きはざっくりこんな感じです~。

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ストップモーションスタジオ」のアプリでは、撮影した画像群を『複数の画像ファイル』として一気にスマホで保存できるのが便利。
あとは保存した複数の画像ファイルをパソコンやクラウドに移せば、大きい画面やタブレットでも読めます。

※もちろん↑のようにGifアニメやムービーファイルとして保存することも可能(本来の使い方

 

画質や読みやすさはこんな感じ

 撮影の手間をかけないため、本は両開きで撮影しています。

f:id:asitanoyamasita:20190424123358j:plain縦型ディスプレイで読む場合はちょっと扱いづらい構図ではありますが、目的はあくまで「もし読みたくなった場合の保険」なのでこれで無問題かとー。

 

問題はちゃんと拡大してもキレイに読めるの?ってトコロですが、上画像の右ページを拡大してみるとこんな感じ。

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やはり直接撮影なので、色味の再現性などはつらいところですが、絵そのものや文章はかなりクッキリ読めて、自分でも驚きです。

今回はフルカラーのパンフレットを撮影しましたが、同人誌のマンガは白黒なので『描かれている内容』を楽しむぶんには問題なし。

撮影した本は処分するので、気に入っている表紙イラストやカラーページがある場合はそこだけキレイに破って白黒の本文だけを処分しています。

 

結果としては、当然スキャナの自炊より画質や読みやすさは劣ってしまうものの、内容を読むぶんにはキレイで問題なし。
断捨離を検討している本ならコレで充分。といったところでしょうか。

 

 

そんなわけで、2時間ほどひたすら撮影作業した結果、こんだけの同人誌を断捨離することに成功。

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厚さで言うとコミケカタログ3冊分くらいはいけたでしょうか…同人誌はサイズがデカイので、これだけでもズッシリ重いですw

作業自体はひたすらページをめくって時々画面を確認するくらいなので、自分は好きなアニメ垂れ流しながら作業して、あっという間に時間が過ぎていきました。

電書の自炊で定番の、本を解体して、背表紙をカッターで切って…という手間を考えたら、『めくるだけ』でかなり気楽なのが気に入っています。

 

さて、これにて同人誌の作者さんへの感謝とともに本を処分し、そこで空いたスペースには…
無論また新しい同人誌やオタグッズが…という無限ループです、ハイ。