オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

歌ネタ王『メンバー』のEDM×お笑いが見事に融合したネタが楽しすぎる

昨日テレビで「歌ネタ王決定戦2019」という特番がやってまして。

 

www.mbs.jp

 

そこで去年の優勝コンビ「メンバー」が披露してたネタが今年もめちゃくちゃ面白い

あとで知ったんですがこの番組、どうやら全国放送じゃなくMBSの関西ローカルだったみたいで…

「あの面白さが全国に広まっていない…だと!?」という思いから、せめてブログに書いておこうと思った次第。

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「メンバー お主も悪よのう」で検索したところ、営業先で同じネタを披露している動画があったのでペタリ。

www.youtube.com

 

冒頭は「ブレイクした時のラップネタより音ハメ微妙じゃね…?」なんて思ったんですが…

それもつかの間、『おぬしも悪よのう、ヒャッハー!』というセリフがBGMに合わせて何度も繰り返されるという予想外な展開に…!

まるでDJプレイのループ音源のように音楽に合わせてリズミカルに反復されるセリフに、思わずこちらもノってきてしまうこのグルーヴ感。

あいだに「悪よのう」を無視するボケをはさみつつ、クライマックスに向かって「お主も…」のループがだんだん狭まっていき、ついに二人の『『お主も悪よのう、ヒャッハー!』』で一気にハジけて、会場も一気にアガる…ってもうこれ完全にEDMじゃねーかっ

 

ちなみにこういう「ループが狭まっていって最後にハジける」というEDMのお決まりパターン、ググってみたところ「ビルドアップ」と呼ぶみたいですな。

salondemuze.com

Buildupはスネアやクラップ、アップリフターに加えDropで使われるメロディーで構成され、徐々にスネア(クラップ)のタイミングを速め、アップリフターはピッチを上げていきます。Dropの直前でドラムフィルやヒュージスネアで変化をつけます。

 

このネタ見てもう、完璧にEDMの楽しさとお笑いの楽しさが融合しているじゃねーか!っていう感動すら覚えちゃって…w

 

番組のなかでは「歌詞で笑わせる(ラニーノーズ)」「シチュエーションで笑わせる(友近ゆりやん)」「おもしろSEを鳴らして笑わせる(きつね)」…などなど、『歌ネタ』というくくりの中からいろんな手法で芸人たちがしのぎを削っていました…

そのなかでも、やっぱこの完璧なリズム感と『音ループを笑いに変換する』というアイデアの斬新さで、(番組の中では準決敗退でしたが)自分の中では今年も「メンバー」がダントツ優勝です!

 

自分が知っている「メンバー」のネタは『俺の顔を見ろ』『拳銃』と今回の『お主も悪よのう』の三つ。一見似ていて実はどれも微妙に異なるクラブミュージック的「アガる」手法を取り入れているようで…

この手数の多さを感じさせるあたり、「たまたま当たったリズムネタの一発屋で終わる」という歌ネタ芸人でありがちなコースにハマらず、『メンバー』はまだまだいろんな音ネタのバリエーションで笑わせてくれそうだぜ!とワクワクしている今日このごろです。

 

俺の顔を見ろ
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