「リトルウィッチアカデミア」と「ジュエルペットてぃんくる」、両作のある共通点
録りためていた「リトルウィッチアカデミア」テレビ放送版を6話まで一気見しました。
アニメミライの短編版と、続編の劇場作「魔法仕掛けのパレード」、前作のどっちも観てましたが、今回のテレビシリーズも安定した楽しい世界観と面白さですね~!
短編と劇場版では、アッコが入学してからある程度たっている時点でのハチャメチャな学校生活をピックアップしてた感じでしたが、今回のテレビシリーズではアッコの入学から改めてお話が始まるのが新鮮です。
アッコが入学当初にもまったく魔法が使えなかったり、魔法使いでない人々が思ってたよりかなりマジョリティな存在だったり、今まで気付かなかった世界観の広がりが見えてくるのも楽しいですね。
「ジュエペてぃんくる」との納得な共通点
ところで『魔法使いってわけでもない普通の女の子が、魔女学校に転入して学んでいく』『毎回ファンタジックで面白おかしい魔法のドタバタ劇が起こる』っていうこの作品の流れ…
とくに入学から描かれることもあって、見ていてサンリオ女児アニメの『ジュエルペットてぃんくる』を思い出しました。
それもそのはず、「てぃんくる」でシリーズ構成を担当されていた脚本家の島田満さんが、スタッフロールを確認したらまさしくこの「リトルウィッチ~」でもシナリオに大きく関わっていました!
(イッキ見するまで気付いてなかったー!)
島田さんは「魔法仕掛けのパレード」から脚本として参加されていて、しかも今回はシリーズ構成というテレビシリーズのシナリオを全体的に担う大きいポジション!
「ジュエルペットてぃんくる」では、魔法に縁もない引っ込み思案だったヒロイン・あかりちゃんが、魔法学校の仲間との学園生活…憧れの男の子との恋…そして中盤以降の"謎のプリンス"キャラの暗躍…
やがて全ての謎が明かされ、強大な闇との対峙を経て大団円を迎える。そんな骨太なストーリー運びに『女児アニメ侮りがたし!』と唸りました。
今回の「リトルウィッチ」テレビ版でも、アッコがからきし魔法が使えない入学から始まってファンタジックなアイデア満載の事件を挟みつつ、丁寧にアッコの成長や世界観が描かれていってます。
さらに6話から、OPにも登場する王子様ポジションらしきイケメン御曹司キャラも出てきて、いよいよ折り返し地点といった感じ。
「てぃんくる」で一本大きな芯の通ったストーリーを見事に描ききった島田流*1シリーズ構成の手腕!これがどんなふうに発揮されるのか!?
後半の展開も今から楽しみです。
「魔法仕掛けのパレード」も、一本の作品のなかに魔法のアイデアや友情モノのエッセンスが詰まっていて素晴らしいモノですな。