ちょっと一息、癒される「おしえて魔法のペンデュラム~リルリルフェアリル~」の魅力
テレビシリーズも良かったけど魔法のペンデュラムも良いぞ!
「リルリルフェアリル」は過去二作のTVシリーズも楽しんでいましたが、今期で15分枠のショートアニメとなった「おしえて魔法のペンデュラム」もまた違った魅力があるなぁ…!
と心に響いてきたので、魅力的なトコロを書いておこうと思います。
淡いタッチも動いて喋るFLASHアニメの魅力
これまでより時間が少なかったり簡易的なフラッシュアニメーションを使って動かしていたりと、全体的にはスケールダウンした本作。
しかし!そのぶん絵のタッチはリルリルフェアリル原作のパステルな淡い絵柄にかなり近くなったのが実に良し!
原作のイラストはこういったホワホワした淡い色使い・タッチも大きな魅力なので、ここの再現度の高いって点で「おしえてペンデュラム」もやはり良いモノですぞ。
よく見ると線画(輪郭線)も強弱のついたアナログ感があったり、背景の絵も同じく淡いタッチで、映像全体がヌクモリティに溢れています。
全編手描きに比べてアニメーションは制限されたものになりますが、 こういった微細な色使いが再現されてそのまま動いて喋ってくれるのはフラッシュアニメーションの良いところですね〜
ほんわか優しいお話と15分尺のベストマッチ
30分で様々なストーリーが盛り込まれていたテレビシリーズと違って、15分しか尺のない「おしえてペンデュラム」の場合、ストーリーは毎回『ヒロインが人間界で悩みを抱える→リトルフェアリルに行ってりっぷたちに相談』というパターンで統一されています。*1
過去作のようにドラマチックな展開こそないものの、そのぶん「自分の悩みに寄り添ってくれる妖精さん」というホンワカした世界観が徹底されていて、実に心が癒されんですよ〜。
毎話の展開がシンプルかつパターン化されているのも、身構えることなくリルリルフェアリルの世界観を楽しめる「安心感」を生んでいるような気も。
癒され要素としては、フェアリルたちの会話のやり取りが優しくゆっくり語りかけるようなテンポなのも魅力です。
短い尺のアニメだと、展開を進めるのために早口でまくしたてるテンポの作品のがデフォ?って気もしますが、「おしえてペンデュラム」はむしろ逆。
TVシリーズより小さい女の子向けの作風なのか、セリフだけでなく会話と会話の"間"のとり方などもけっこうゆったりノンビリ。
そしてこの口調とテンポが、主演する声優さんたちの可愛いボイスと相まって、ひっじょーに耳に心地よいのです…。そう、それはまるで、お耳のリクライゼーション…。
もしこういったストーリー展開やテンポで毎回30分だとさすがにのんびり過ぎて退屈ですが、15分の「おしえてペンデュラム」だと、言わばちょっと一息癒されるのにちょうどいいサイズ感なんですよね。
みんな「おしえて魔法のペンデュラム」で癒やされよう
前述した原作イラストに近いホワホワした淡い色使いと、ゆったり優しいストーリーやテンポ。この2つがガッチリ合わさって、実に癒やし系なアニメに仕上がっています…「おしえてペンデュラム」。
人間社会で固まった頭のネジを少しゆるめて、動画の再生ボタンを押せば、小さくて可愛らしい妖精さんたちと「アハハ…ウフフ…」と戯れる。そんな世界がこのアニメにはあるのです…みんな行こうよリトルフェアリル…(遠い目)。
*1:毎回、悩んではリトルフェアリルに駆け込む姿に、ニコニコのコメントで『現実☆逃避』『フェアリル依存症』なんてネタにもされますがww