オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

映画「ゴジラVSコング」感想!"オレたちの好きなもの"満漢全席!これぞ夏休みの怪獣映画!

映画『ゴジラVSコング』観てきました~。 

最近評判の良さを聞いてすわ劇場に走ったのですが…たしかにこの迫力に全振りで大スクリーンと音響で観ないともったいない!まさに夏休み興行にピッタリの、最高に「怪獣映画!」ってカンジの怪獣映画になってて最高だったー!

 

godzilla-movie.jp

 

『男の子の好きなもの満漢全席』映画!

今回のゴジラVSコング、何が良いって「オレらみたいなやつが好きな要素がこれでもか!って詰まってる」ところですね~。

地球空洞説、探検ビークル、動物と話せる少女、地下施設を密かに建設して世界を支配しようと目論む大企業…と、言わば「冒険SFの満漢全席」の様相。

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そこからさらにダメ押し、バットケイブ孤独の要塞のような秘密基地、そこに隠されていた伝説の武器、巨大ロボットの暴走、そしてライバルの共闘…まで用意されてて、まさに『男の子ってこういうのが好きなんだよね…』しかない!

モンスターバースシリーズは「ヘンにストーリーを高尚にしようとして逆に何がしたいかよくわからん」パターンも多いんですが、今回は制作側もぜったい「人間ドラマ?ストーリーの整合性?知るか!俺らが見たいもんを優先させるんじゃ!」と開き直ってると思いますw

なんせご都合主義も上等でテンポよく前述に挙げた「好き要素」をホイホイと出してくれるので、観ていて思わず『バカだな~w』と三回はつぶやきつつ、なんだかんだバトルシーン以外も退屈せずに観れました! 

 

 

『力のゴジラ:技のコング』の妙

とはいえ冷静に振り返ると本当にツッコミポイントがいくらでもあるんだけど、そんなことは些細に思えるくらいゴジラVSコング、そしてメカゴジラとの闘いを楽しめたのでオールオッケー!(むしろここもダメだったらどうにもならない!w)

 

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なんせカッコ良いのは両者のバトルスタイルの違い。ゴジラが力士のようなヘビーファイターかつ必殺極太ビーム持ちなら、コングは両手両足を使った軽快な身のこなし&伝説の武器持ち、っていう対比が効いています。

 

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コングは都会のビル群を掴んで乗っかったり飛び回ったり、逆にゴジラはそれを真正面からぶっ潰すわビームで薙ぎ払うわという…!

特にコングに伝説の斧を握らせるというアイデアがめちゃくちゃ好きだーっ!やはり同じ霊長類で、両手を使って道具を振るうというスタイルに、我々ヒトと「近い種族」であることから感じる仲間意識というかね…!

 

そしてラスト、斧でメカゴジラを倒すシーンは

「ヒトの野生(コング=ヒトの祖)が大自然や地球(ゴジラ)の力を借りて、暴走した現代文明を抑える」

という構図にも感じ取れて、なんかもう(脳筋映画だ!とか文句言いつつ)めちゃくちゃ感動してしました!

 

 

怪獣バトルに潜む「SMプレイ」的なフェティシズム…?

さらにバトルを観ていて、単なる戦いを超えてある種「SMプレイ」的なフェティシズムを感じるシーンもあったんですよね…。

টুইটারে cinepre:  "アダム・ウィンガード監督、アレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウ、レベッカ・ホールン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、カイル・チャンドラー、小栗旬ら共演「ゴジラVSコング」("Godzilla  vs. Kong")のTVスポットが公開 ...

特に終盤の手前、香港でゴジラがついにコングを押し倒して昏倒させたシーンゴジラがコングのブ厚い胸板を執拗に爪で斬りつけて"傷痕─キズアト─"を残すカンジとか…!
あとそれに苦悶したり、ついにはゴジに『屈して』しまう、コングの表情もつらそうでそこがまた…!

またそうやったあと「わからせ」てやったぜ…と言わんばかりのゴジ様の去り姿にもゾクゾクきちゃったり…!」

 

またそのあとのゴジラVSメカゴジラ戦での、前二作品目でゴジラがやっていたように、メカゴジラゴジラの口を無理やり広げてビームを流し込もうとするシーン。あそこも良い…!

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わざわざ皮肉を込めるようにああいった攻撃を仕掛けるあたり、今度は逆にゴジラがニセモノなんかに『わからせ』られてしまうのか…!?みたいな興奮を感じてしまったとうね…w
なんせゴジラは『キングオブモンスター』なので、さながら『姫騎士が凌辱される』フェティシズムのアレですね。

 

っと、感想はこんなところですー。

余談ですが、客席には子供連れの人たちもけっこういたので、「うむうむ子供の頃にこーゆー映画を劇場で観るのは重要な人生のぞ!」と内心謎の人生の先輩風を吹かせたり…