オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

映画「スペースプレイヤーズ」感想!カートゥーン×アメコミ×ワーナー映画の豪華クロスオーバー最高!!

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映画「スペースプレイヤーズ」、観てきました!

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バスケットボール選手のレブロンとゲーム開発を夢見る息子ドンは、映画会社ワーナー・ブラザースのAIスーパーサーバー「無限バーチャル・ワールド」の中に迷い込んでしまう。そこには、「ルーニー・テューンズ」のバッグス・バニートゥイーティーといったアニメキャラクターや、バットマンキングコングなどの映画キャラクターたちが暮らしていた。レブロンははぐれた息子と再会するため、究極のeスポーツバトルに参戦する。

 

これ、TVCMとかなくてまったくノーマークの作品でした…!観る前日にネットで見かけるまで、全っ然知らなかった…!(もっとやってほしい…

肝心の内容は、『バッグスバニーや膨大なワーナー映画群が共演する』だと!?
映画なら『レディプレイヤー1』とか『リーグオブレジェンド』とか…ゲームなら『スマブラ』とか『マーベルVSカプコン』とか…
その手のオールスター共演・クロスオーバーものが大好きな自分としてはこれは見逃せない!と知ったとたん鑑賞余裕でしたw

なんせwikipediaに載っていたコラボ出演作品(キャラクター)の、この膨大な量をまずはとくとご覧あれですよ!

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カートゥーンならではのハチャメチャな動きにめちゃくちゃ笑ったし、こんなに膨大な作品とのクロスオーバーにも胸ときめいて…
これは知らずにいたら損していた…!劇場で観れて良かったー!と思える内容でした~。

 

クロスオーバーの「させ方」もウマい!楽しすぎる前半仲間集めパート

個人的には色んなアニメや映画とクロスオーバーする、前半の仲間集めパートが最高!もはや至福の時間でした…!w
レビューサイトなどを見ると『後半のバスケシーンからは面白い』みたいな辛口意見も多いんですけど、俺はむしろこっちをもっと見たかったくらい…!

 

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だってバッグスバニーとアニメイテッドなスーパーマンが違う絵柄で同じ画面にいるとか胸熱すぎるし…

 

 

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「ワイリーコヨーテとロードランナーが、怒りのデスロードでおいかけっこ」とか、混ぜ方が上手すぎるし…

 

 

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ローラバニーとワンダーウーマンの共演シーンは、さっきのアニメイテッドスーパーマンともまた違う絵柄(最近のアメコミ風?)という芸コマっぷり…!(画像では見えづらいけど、コミックの紙面っぽいドットが浮いてたりします)

 

 

『トゥーンな戦闘スタイル』という俺が大好きな概念キタコレ

映画の中で、ルーニー・テューンズのキャラたちは全編を通してほぼ出ずっぱり。
終始なんでもアリの奇想天外な動きで笑わせてくれて、ふだんカートゥーンをあまり観てないぶん、この「トゥーン」の楽しさを超濃密に浴びまくりましたw

 

Space Jam 2: A Soulless Commerical For HBO Max | Screen Test

後半のバスケシーンにおいても、『相手はアメコミのヴィランのようにスーパーパワーを駆使する強敵。ならこっちはトゥーンな動きで対抗だ!』って展開がめっちゃ爽快でしたね~。

「こんなのアリかよ!」「どっからソレ出したのよ!」ってバカバカしい動きや『ワザ』を使うの、自分が大好きな「ラクガキキャラが奇想天外な動きで戦う」という概念に通じるものがあってトキメキました…!

asitanoyamasita.hatenadiary.org

 

そしてトゥーンたちのオモシロ可笑しいアクションは、そのまま「スポーツもゲームも、まずは楽しまなくっちゃ!」というメッセージにも繋がっているような気もして胸アツでもあったり…

 

ストーリーは超シンプル。でも主人公の過去を想うと…

この映画、全体的にキッズ・ファミリー層がターゲットらしく、ストーリーはめっちゃシンプルですw
それに親子との絆ァ…!的なシーンの演出が、基本おバカ映画なのにそこだけやけにお涙ちょうだい的でシツこいというか鼻につくというか…w

Random: The Internet is addicted to Space Jam 2's Game Boy Cameo – XijiGame  News

でも、映画冒頭における「主人公も本当はゲームやトゥーンが大好き(だった)」ってパーソナリティが明示される子供時代の回想シーンがありまして、コレがドラマのなかでなかなか良い「仕掛け」になっていて結構イイ感じなんです。

『「ゲームやトゥーンにうつつを抜かすな、バスケに打ち込め!」と言われ、友達に貰った初代ゲームボーイルーニー・テューンズのゲームソフトを自らゴミ箱に捨ててしまう』という苦い過去…
それがトラウマのようにギクシャクする息子とのカンケイの原因にもなっていたり、それでもルーニー・テューンズの世界に行ったらみんなとすぐ打ち解けあえる理由にもなるし、最後は息子の夢を理解して応援する理由にもなったり…
ドラマのターニングポイントにおいてことごとく"効いて"くるウマい伏線になってるなと。

あと、「そうか今は『ゲームが今の親子の普遍的な共通体験』だったりする時代なんだよな」という気付きがあったのも、個人的にはハッとしたというか…!
それを気付かせるのがまた、初代ゲームボーイってのもイイですね。そこから時代を経て、息子は最新3Dグラフィックのバスケゲームを作る…息子も決してバスケが嫌いなワケじゃないんだってのが暗に感じ取れるのも良き。

 

 

地味に有能、声優はちゃんとアニメのまま!

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本作は吹き替えでみたんですが、ルーニー・テューンズのキャラクターがちゃんと元のアニメそのままの声優…山口勝平さん、高木渉さん、龍田直樹さん、京田尚子さん…etcと、ベテラン勢ぞろいで吹き替えされてるのが地味に有能ですね!

いやまそんなの当然だろ!ってハナシなんですが、イマドキはそれすら人気芸能人にフキカエさせよう的な事態も起こりまくるじゃないッスか…!しかもこんだけたくさんのキャラが一堂に会するとなるとなおさら!

この予告映像では聞けませんが、山口勝平さんの声によるバッグスバニーの「どったのォセンセー?」のキメゼリフは鉄板ですね~。高木さんのダフィーダックがツバを飛ばしながらしゃべる感じとか、龍田さんのポーキーピッグのセリフがドモる感じとか…まさにベテランの職人芸!って感じでサイコー。これだけでも、本作を観る価値があるってモンですよ!

 

と、そんな感じでいろいろ書いた「スペースプレイヤーズ」の感想でした~。

本当にシンプルに楽しくて、豪華でハチャメチャに面白い一本なので、TVCMなどもなく、オタク・アニメ好き界隈にもそんなに話題になっていないよう状況がもったいない…!!もっと配給会社もプロモーションしてあげてー!って感じですw

映像も2Dアニメに3Dにド派手だし、膨大なコラボ出演キャラを見つける楽しさもあるから、ぜひ劇場で観れるうちに観ようぜー!

 

 

ていうか、この映画って昔あった「スペースジャム」って映画の続編だったのね!
「アニメと実写の融合はわかるけど、なぜバスケ?しかもなぜ実在のスター選手?」という疑問にようやく答えが見つかりましたw

「ロジャーラビット」は知ってたけど、こっちは全然知らなかったなぁ…ネトフリとかにないか探してみよ。