オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

映画「スパイダーマン ホームカミング」感想!少年ヒーローの成長を丁寧に描いた新スパイダーマン・ビギニング

暑すぎる夏がまだ続いていますが、とりあえず夏コミ無事終了してなにより…。

って、そんな自分は夏コミには行けなかったのですが、代わりに映画スパイダーマン  ホームカミング」観てきました!

www.spiderman-movie.jp

 

上映開始、マーベル映画おなじみの「MARVEL」ロゴのところで、初代アニメ版 スパイダーマンのオープニングソング(「Theme from Spider-man」)のアレンジが流れてきてノッケからテンション上がりまくり!

www.youtube.com

いやさ、これは「分かっている」映画だ…!とね!

 

 

そして冒頭やエンディングテーマとしても流れるのは、往年のパンクバンド・ラモーンズ「電撃バップ」

ヒーローとしてこれからガンガン活躍してやるぜ!という血気盛んに張り切っているピーターの心情に ぴったりマッチしていて、これまたノリノリ。

ちなみに、"ラモーンズスパイダーマン"といえば、先ほどのスパイダーマンのテーマを彼らがカバーしたバージョンがあって…

www.youtube.com

もしかしたらその繋がりもあってのラモーンズ起用?だったら、このカバーも流してくれるのかな!?
と思いましたが、さすがにそれはなくてちょっと残念w

 

 

少年から青年へ、新米ヒーローの成長譚

そんでとにかく今回のスパイダーマンはとことん、ひよっこのピーターがヒーローとしても男としても一人前になっていくまでの「成長譚」としてガッツリ作り込まれてましたね。

https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/originals/60/1f/c3/601fc34898098a2058d47fc9a3f8d779.jpg

まず主演のトムホランドという役者さんが、かなりあどけない少年ぽい顔立ち。

これまでのシリーズよりけっこう子供っぽさが強調されている、今回のピーターパーカー役として違和感なく、 見ているうちに我が子を見守って応援したくなる感覚にさせられますw

例えば 序盤、はじめて敵グループの乗った車両を追いかけるシーンがあるのですが、 慣れない 郊外の住宅地というロケーションもあり 飛び回って移動するのも四苦八苦!ころげ回りながら敵を追いかける「未熟な」 アクションシーンになってたり…w

半分スラップスティックコメディの様な笑いもありつつ、 必死に悪を 逃がすまいと頑張るピーターの姿は自然と応援したくなります!

 

 

http://cdn.top.tsite.jp/static/top/sys/contents_image/036/328/982/36328982_106353.jpg

また、少年から青年への成熟…その青春…みたいなテーマとして特に印象的だったシーンが、クラスメートとのパーティーに参加するため育ての母親・メイおばさんにスーツの着こなしやネクタイの結び方を教わるシーン。

ここを見ているときは、「そういや俺も入学式のために慌ててカーチャンにネクタイの結び方に教えてもらったっけな…」なんて家族らしい思い出も蘇ってきましたw

何気ない普遍的な家族像のシーンですが、だからこそおばさんへの愛情やスパイダーマンが「親愛なる隣人」である理由も垣間見えるような。

また、見ていて「スーパーパワーを持っていてもまだまだ子供だなピーター!」なんて思わせつつも、憧れの女の子へカッコいいとこ見せちゃる!とネクタイを結ぶ彼の姿は、まさに大人の階段を登っている真っ只中。

そんで、それを察して頑張ってきなさい!と背中を押してくれる育ての母の愛情…というね。

なんちゅーか思春期とか青春といったドラマのエッセンスがここにギュッと詰まっているような、そんな印象深いシーンでした。

 


シリーズ屈指の存在感!予想外の名悪役バルチャー

また、 今回のヴィラン(悪役)のバルチャーが予想を大きく上回って 魅力的なキャラクターに仕上がってたのも良かった!

http://images.ciatr.jp/2017/07/w_828/W7H3afol2AzCapwXb6UjXjkzXYXsgbVa0u3i70mX.jpeg

 

予告を初めて見たときは「今回のヴィランはバルチャー? アメイジングスパイダーマン1のリザードみたいにあんま目立たない敵役になりそう…」

なんて思っていましたが、その不安を吹っ飛ばす存在感のある悪役でした。

演じるのは、以前の記事に感想を書いた映画「ファウンダー~ハンバーガー帝国のヒミツ~」で主演してたマイケルキートン

っていうか、そもそもティムバートン版「バットマン」を演じた人だし、それをモチーフにしたアカデミー賞作品の「バードマン」主演でもあるっていう…

そして今回は”空飛ぶ”ヴィラン。どこかヒーローモノ映画に縁があるお人ですなw

https://1.bp.blogspot.com/-BAgJBkORePc/Vz_6v3QldZI/AAAAAAAAK1A/_lEVvPPAm6cBNO8GWz3UCF8F_-rQRIjIACLcB/s1600/Michael-Keaton-vulture.jpg

映画の端々では、”中年ヴィラン”ならではの悲哀も背負った姿まで見事に演じられていて、実にナイスキャスト。

終盤にはこのバルチャーの衝撃の正体が明かされ、その事実に気づいたピーターとのやりとりは一気にサスペンス度が増していきハラハラさせられました…!

 

そして『少年から青年へ』というテーマでいえば、まさにこのバルチャーという敵が、少年ピーターの成長のために越えるべき強大な壁であり、また青臭い理屈で解決できない物事がこの世にあることを思い知らせる教訓めいた存在でもある、なんとも意味深いキャラクターとして描かれています。

元々はハゲ頭の空飛ぶ老人(「ハゲワシ」だけに)ってだけのキャラクターを、ここまで新米ヒーロー・スパイダーマンにとって重要なヴィランに仕上げたスタッフの手腕はスゴイ!の一言。

存在感のあるヴィラン』という点で、歴代スパイダーマン映画シリーズでも1,2を争うキャラクターでしたよ!バルチャー。

 

 

スケールは小さいが、続きが気になる作りこまれたビギニング

まぁ不満点をあげるとすれば、やっぱり壮大なスケールの作品が続くMCUシリーズのなかにあってめっちゃ小規模な範囲でドラマが進んで終わるトコロかなー。

でもだからこそ”若手ヒーロー”の代表格であるスパイダーマンのビギニングとして丁寧に作られた作品とも言えそう。

とにかく、成長した彼が今後はどんな風に活躍してくれるのか、MCUシリーズへの参加、あるいは単独の続編作品が今から楽しみです!

 

 

S.H.フィギュアーツ スパイダーマン(ホームカミング) 約145mm ABS&PVC製 塗装済み可動フィギュア

 

アニメ「信長の忍び」がパロった『風のフジ丸』OPアニメがカッコよすぎる!

アニメ信長の忍び、シリーズ 一話から毎回欠かさずニコニコで視聴しています。

asitanoyamasita.hateblo.jp

 

ところで今期で新しくなったオープニングアニメが色々と凄まじいですね!w

 

f:id:asitanoyamasita:20170809112233p:plain

大地監督お決まりの?自監督作のパロディがめっちゃ盛り込まれてますが、 ここのシーンはどうやら別のアニメのパロディのようで…

 

f:id:asitanoyamasita:20170809112517p:plain

ニコニコのコメントには「ここフジ丸」なんて書かれていたんですが…

ググったところ「風のフジ丸」というかなり昔の 少年忍者アニメのOPアニメのパロディだったってワケですな!

 

 

作画・技法・演出…どれもカッコいい「風のフジ丸」OPアニメ

そしてこの「風のフジ丸」、オープニングアニメがメッッッッチャクチャかっこいい!!

www.youtube.com

Youtubeに挙げられていた動画を開いて、迫力満点のアニメーションに驚きました!

 

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170809113435p:plain

まず冒頭から、嵐のなか雷の光が敵忍者や主人公フジ丸の顔に反射する絵でグッと心をつかまれますw
グイッと前傾姿勢でノビのある忍者の走り方も良き…

 

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170809113752p:plain

シュイン!シュイン!と鋭角に飛び交う手裏剣の曲がり方とか…

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170809113913p:plain

別の敵の風魔手裏剣?が木に刺さった瞬間の「ビィィィン」という振動を、画面を揺らすことで再現する手法

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170809114058p:plain

そんでこの木から木へ跳び移るアクロバティックな動き!
フジ丸とサルとを微妙に画面の真ん中におさめず、右左にズれるように描かれてるのもスピード感の要因かしら…

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170809114344p:plain

無骨に手斧を振り回して戦うシーンも、白黒時代の子供向けアニメとは思えぬ緊張感。
お互い「絶対相手を殺す」意思に満ちた迫真のモーション…!

 

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170809114639p:plain

f:id:asitanoyamasita:20170809114945p:plain

全体にわたって、剣さばきや武器を振りかぶったりなど…手足、身体全体がどのように動いているのか。これに説得力があるリアルな動きの作画のスゴ味ですね。
それでいて枚数過多なヌルヌル状態にならず、このチャキチャキした丁々発止のスピード感…いやー何度もリピートして見入っちゃってます。

ここらへんはYouTubeの歯車マークをクリックして、0.25倍速再生にしてコマ送りで見るのがマジオススメ

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170809115707p:plain

最後は「信長の忍び」でやってた、火遁の術?をいなすポーズでシメ…。ラストの「藤沢薬品~~♪」のコーラスが『鉄人28号』の「グリコ、グリコ、グリコ~♪」と同じ時代を思わせますな。


どうやらこのアニメ「白土三平の忍者マンガを原作に敷いた作品」とのこと。

子供向けながらシリアスな”血で血を洗う”感が漂っている絵作りに、制作スタッフの白土マンガの影響力&リスペクトが伺えますな…それを納得のクオリティで再現する手腕もスゴい。

 

そしてそれをシレっと「信長の忍び」でパロディしちゃう大地監督のセンスったらキレキレですねw

そういえば大地監督は「すごいよ!マサルさん」のOPアニメでも、同じく東映動画の白黒アニメ「狼少年ケン」のパロディ盛り込んでたし…

f:id:asitanoyamasita:20170809120507p:plain

f:id:asitanoyamasita:20170809120419p:plain

となれば、忍者アニメを監督したからには「フジ丸」をパロるのも必然だった…!?

思えば「信長の忍び」もOPアニメや劇中の戦闘シーンはデフォルメキャラでありながらめっちゃカッコよく作られているし…ある種「フジ丸」との共通点ともいえそう。

そんなわけで毎回OPアニメすら楽しみな「信長の忍び」最終回まで欠かさず観ていきますよ~ッ。

 

 

 

 

 

アメリカンレトロも楽しめるマクドナルドの黒歴史!?映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」

映画「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」を観てきました!

 

thefounder.jp

 

1954年、アメリカ。シェイクミキサーのセールスマンである52歳のレイ・クロック(マイケル・キートン)は、8台もミキサーをオーダーしてきたマクドナルドというドライブインレストランに興味を覚え訪ねてみる。
そこでレイは、経営者のディックとマック兄弟による、高品質、コスト削減、合理性、スピード性などを徹底させたビジネスコンセプトに感銘を受ける。契約を交わしてチェーン化を進めるが、ひたすら利益を求めるレイと兄弟の仲は険悪になっていき……。

 

wikipediaマクドナルドの歴史について読んでみると「創業者兄弟ともう一人の経営者、双方ドロドロの争いが…」的な話が載ってあり、面白いなーと思っていましたが…それが映画化!?これは観ずにはいられぬ!

というわけで梅田のシネリーブルへ見に行ったのですが、単館系の劇場ゆえ普段は少なめなお客さんが、なんと今回は満席に近い状態でした。

やはり誰もが知る「マクドナルド」という企業と、名優・ マイケルキートン主演という組み合わせでみんな関心度高し!って事ですね~。

 


アメリカンレトロな映像が隠れた魅力

https://www.fashion-press.net/img/news/30264/TheFounder005.jpg

いきなり本筋とはズレますが、 この映画、いわゆる「アメリカンレトロ」なセンスが楽しめるのが個人的に好きなトコロです。

流線型のクラシックカーでやってきた古風なワンピースの奥さんが、子供と一緒にバーガーを頬ばる…

戦後の日本人が憧れたような「資本主義的アメリカ生活の肖像」というんでしょうか? 何とも言えぬレトロな魅力がありますよ~。

映画の中でもこういう光景に主人公が目を奪われるシーンがあったりしたので、 制作側もなんとなく意識して作ってるのかなーとw

つーわけでそんなアメリカンレトロな風景が随所に楽しめるのも、この映画の隠れた魅力。オカタい内容の映画とも言えますが、こういうレトロポップなセンスが好きな人にもオススメの一作です。

 

 

タイトルから演出まで、主人公への皮肉たっぷり

https://cdn-ak2.f.st-hatena.com/images/fotolife/a/alc_nakosan/20170705/20170705183219.jpg

ビジュアルでいえば、主演マイケルキートンの野心ムンムンで胡散臭い笑顔が素敵すぎる!w

そして作中では、そんな狡猾な成功者である彼への皮肉が効果的にちりばめられているのも最高でした~。

ネタバレですが、 マクドナルド兄弟が考案したスピード提供システムに始まり、粉ミルクシェイクのコスト削減、マクドナルド=不動産屋といえるシステム…と、他人からもたらされるアイデアを活用して名を上げていく主人公クロック。

あげくラストで彼が練習していた演説の内容まで、愛用していた自己啓発オーディオブックの受け売り!という徹底ぶり…そんな彼の物語のしめくくりに現れる「ザ・ファウンダー(創業者)」というタイトルロゴ。

ぴゃー!もうこの皮肉ききまくりな演出で打ちのめされましたw

劇中で語っていた「ビジネスの世界は弱肉強食」というセリフも相まって、観終わったあとはマクドナルド兄弟と同じように、肩の力が抜けて途方に暮れるような感覚…。

 

ただ、エンドロールに登場する本人映像でも語られた彼の意外な「着眼点」。

一見確証のないコレに賭けてチャレンジを続け、今日のマクドナルド帝国を築いたレイ・クロックは、やはり小ズルい悪党ではなく、優れた実業家であったのだろうなぁと思わされます。

 

 

 

f:id:asitanoyamasita:20170805111054p:plain

それにしてもお昼時をまたぐ上映回に見に行ったので、鑑賞中はお腹が減って仕方ありませんでしたw

鉄板の上でたくさんのパティがジュージューと焼かれているシーンのウンマそうなこと!前半はバーガーを食べる人のシーンもかなり多いので、なんという飯テロ。

本当の創業者・マクドナルド兄弟はバーガーの品質もかたくなに重視していたので、 きっとうまかったんだろうなァ…

(でもラストのマクドナルド兄弟のバーガーショップは…やはりあの「着眼点」は当たっていたのか)

 

 

成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝―世界一、億万長者を生んだ男 マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)
レイ・A. クロック ロバート アンダーソン 野地 秩嘉 孫 正義 柳井 正
プレジデント社
売り上げランキング: 75