オハコのこんな事ばっか考えてる。

オハコと申します。オタク関連を中心に広く浅く何かと考えた事を書いていこうと思います。

大塚国際美術館で古代~近代の名画を一気に堪能!画像と感想も

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正月明けの頃に日帰り家族旅行で淡路島周辺へ行ってきました~。
メインの目的地は、鳴門市にある大塚国際美術館

o-museum.or.jp


陶版画という陶器に絵を焼き付ける技術を使って、世界中の名画の複製1,000作品あまりを集めた巨大な美術館です。

あくまでコピーではあるものの再現度は高く、輸送の難しい巨大な作品や壁画・現場はなども原寸大で再現。
そしてなにより、古代から現代までに渡る西洋美術史を一挙に網羅する展示が楽しめる施設!とのことで、一度行ってみたかったんですよね~。

いざ向かってみると、思った以上に山の上の方にある美術館で車で行くのにも一苦労w
しかし思っていた以上に大満足の内容で思う存分楽しめました!

ちなみに館内作品は写真撮影OK!ついでに複製なので鑑賞エリア制限などもなく、いっそ触っても良い(!)。
ということなので、気になった作品の写真をペタペタ貼っていきます~。

※ちなワクワクで撮影してコメントなどしていますが、個別のタイトルとか覚えとくの忘れてました…悪しからず。
あとめっちゃ画像貼りまくってますので注意。

 

 

 

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まずはこの美術館の名物展示、システィーナ礼拝堂の天井画。受付を終えて入場すると、一発目に目に飛び込んできて圧倒されます。マジで全身がビリビリと総毛立ちました…。

 

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これは上の階からの図。救いの見えない時代にこれを突きつけられた中世ヨーロッパの人々が受ける感銘は、自分の比じゃなかったでしょうね…!

 

 

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こちらはスペインにある小さい宗教施設の壁画とのこと。施設の内装も含めた再現によって、遠い世界に立っている錯覚に陥りました。

 

 

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展示は屋外にもいくつかあって、これは古代の小さな洞窟に作られた宗教施設の再現。少し身をかがめて入り込む、って体験もまた展示の一部ですね。

 

 

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アレキサンダー大王の雄姿を描いたモザイク画。これたしか「テルマエロマエ」の映画で観たことあります!
原寸大の大きさなので古代の戦の息吹が感じられましたよ~。

 

 

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「受胎告知」(聖母マリアが妊娠を知る一幕)を描いた名作を集めたコーナーなんかもありました!ダヴィンチ画のはコレかぁ~

 

 

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かの有名なアテネの学堂!「ルネサンス・オールスター!」的な構図ほんとすき。
原寸大からか、人物だけでなく建物も含めて魅力的な絵画だなーと気付いたり。

 

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そう、そしてこれが「道端でもかまわずオ×ニーする哲学者」で有名なディオゲネスさんです!キャーッ嬉しい。
「擦るだけで満足できて、しかも金もかからない。こんなによいことは他にない」 「食欲もこんなふうに簡単に満たされたらよいのに」という名言はもっと世に広まるべき。

 

 

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これらはあまりの巨大感に圧倒されてパシャっとしたキリストの絵画。左下にある解説パネルと比べてもらえたらどれだけ大きいか分かりやすい…かも。
自分のショボイ写真だとこの圧倒感が伝わらないのがツライっ!

 

 

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サイゼリヤでおなじみのボッティチェリ「春」「ビーナスの誕生」も!

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なんせプリパラそふぃ様のメイキングドラマの元ネタですからね。

 

 

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あらゆる遊びを描いたというブリューゲルの「子供の遊戯」!ウィキペディアで全解説されてるんですが、本当に色んな遊びの姿が描かれていて面白い絵でしたw

 

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ちょ、奥のしゃがんでる子供はもしかしてウンk…

 

 

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先ほどと同じブリューゲル作で「ネーデルラントの諺」。こっちはあらゆる"ことわざ"を絵で表現しているとのこと。これもウィキペディアの解説が楽しいw

 

 

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こちらは宗教行事のパレード?を描いた作品。なんかこんな風景がスターウォーズのEP1-3のなかにあって、似てるなーと思ったのでパシャり。

 

 

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天井画と並んでもう一つの名物展示、ダヴィンチ「最後の晩餐」!
現地での修復前と修復後の作品、原寸大で二つを向かい合わせに並べるという贅沢な展示です…。

 

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修復前Verをどアップでパシャり。展示はあくまでコピーなため、立ち入り制限もない大塚美術館ならではの楽しみ方ですな。

 

 

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これは小さい作品ですが「右の女性は聖書を読んでいたが、亭主がカネの勘定をし始めると思わず視線はそちらに向かう。信仰心があっても金銭欲は捨てきれない人間のサガが表れている」という解説があって面白いなーとw

 

 

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これも楽しみにしてた逸品!ヒエロニムスボスの「快楽の園」。名画…と呼ばれつつも異形のモンスターが跋扈してるカオスファンタジーな世界観が、オタク的にはたまりません。

 

 

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レンブラントの「夜警」。大きなキャンバスによる等身大の群像が存在感を放つのと、中央の二人にカッ!とスポットライトを当てたような表現がカッコいいですな。

 

 

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こちらはルーベンスの絵…あの「フランダースの犬」のネロとパトラッシュが最期に観たアレですよアレ!
巨大サイズで三枚見開きの荘厳たる作品で、これを仰ぎながら天に昇ったなら魂も表れるだろうなぁ…と感動。

 

 

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これも面白い作品!アーチンボルドーの四季シリーズ。野菜や植物が集まって人物のように見えるアレです。マンガ的な発想が楽しい~。

 

 

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ミレー「オフィーリア」!これはまどマギクラスタとしては見逃せません…なんせ杏子が魔女化した場合の名前がオフィーリアですからね。
"Get thee to a nunnery! (尼寺へゆけ!)"

 

 

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さーてここからは近代美術の時代へ…

 

っと思ったところ、ここでなんと閉館時間!つまり時間切れ!!なんという痛恨のミス…orz

 

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急ぎ足でとりあえず一番見たかったピカソゲルニカ」も観ましたが、終了間際だったので全然ゆっくり鑑賞できず…!!
むしろ近現代のアートのほうが好きなのに…順路通り回ることにこだわってしまったのが原因かぁぁッ!

 

そんなわけで泣く泣くこの日帰り旅行での大塚美術館めぐりはここで終了。
ぜったいにもう一度来館して、今度は近現代のコーナーから思う存分鑑賞しちゃる!!とリベンジを心に決めました…。

入場料はけっこう高いってのもあるし、まだ行ったことない人はいっそあさイチから来館して丸一日かけて回るのがオススメですよー…!

 

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とりあえず迫る終了時間ギリギリでお土産グッズは忘れず購入しました。ボス「快楽の園」のポストカードと、ピカソゲルニカ」のポスター!
「快楽の園」のほうは元の絵の通り、観音開きで立体的に飾れるように出来ておるのが楽しいw

 

 

 

「快楽の園」―ボスが描いた天国と地獄 (ビジュアル選書)