「プリパラ」セレパラ編完結!で考えた、ひびき様の傷の癒しとかファルルの宿命とか
今週の「プリパラ」見ました!ついに『ひびき・セレパラ編』もこれで終了ですね〜。
来週からの新シリーズに向けて、今話や今シリーズ通しての感想・考えたことなどをさっそくつらつらと。
かつての強敵も明るく見送る清々しさ
今話はひびき様たちの送別会回。なんだかんだで長丁場だったシリーズの大団円にふさわしい「追いコン」のような雰囲気の、賑やかで楽しい回でした!
いろいろと騒動を巻き起こしたひびき様には、語尾地獄・強制誕生日会・ふわりとのナチュラルライブ・女装を披露(本編ママ)など…女児アニなりの「やさしい制裁」でもって過去の因縁もご破算に。
これであと腐れなく、改めて「みーんな友達!」としてひびき様の再出発を祝う様子は、なんとも清々しさがありましたね~。
簡単には癒えぬトラウマと、寄り添うふわり
とはいえらぁらたちの「ひびきさんは私達の友達だもんね!」みたいな言葉には、まだ「偽りだらけの友達」のトラウマスイッチがビキッと痛んだりする様子のひびきさま。
ここらへんなにげに細やかな描写だなーと思いました。
(こらドロシー!仕返しとばかりにそこを抉るんじゃない!wってのはご愛嬌。)
「友達なんてない世界が欲しい!なんて願望は改心できても、そんな風に思わせたトラウマまでマルっと解決するほど容易いもんじゃないよね…」というスタッフの心遣いのようにも見えましたね。
なので、今後はナチュラルなふわりがそういう古傷を癒すために寄り添う。元プリパラナースだし。
そしてファルルのことは「たとえ求めても届かない憧れ」と納得して身を引く…
という決着、これは良い落とし所だったんじゃないかなと。
友達のために孤独を選んだファルル尊い…
なにげにこのシリーズでも、けっこうなキーキャラになってましたね…ファルル。
「まほちゃんが自身と同じ存在になってくれたら、もう夜も独りぼっちじゃないから嬉しい」…とひびき様のボーカルドール化に一度は賛成。
しかし怪盗ナチュラルに扮したふわりの説得により思いを巡らせ…最後は自身の願望を捨てて、ボーカルドールになるのは間違っている!とひびき様を制止。
こういう流れで、「これからも今までのように、夜はプリパラに独りぽっち。でも構わない、友達であるまほちゃんのためだから」
という、辛いけど尊い選択をあのファルルがするようにまでなったのだと思うと…グッとくるものがありますな。
それを踏まえて…贅沢を言うなら「怪盗ナチュラル」になったふわりが奔走するシーンももっと欲しかった!
最終的に結婚したんか!?ってくらい幸せにくっついてる様子を観ていると、プリンス様として憧れた以上にひびきのことを思う描写とか、もっと多めにさらに分かりやすくあったらより良かったなと。
ファルルは宿命にしばられたままなのか
最後にひとつここまで書いて思ったことを…
セレパラ騒動は無事おさまったけど、ファルルの「プリパラの外には行けず、夜は独りさみしい」という悲しい宿命はまだ変わらないんですよね〜…って話。
らぁらたちのおかげで人間らしい自我を持てたとはいえ、活動できるのはプリパラの中だけの存在には変わらないファルル。
そういう「ファルルの悲しみ」もどうにか癒す展開とか、今後ないかなぁと思っちゃいました…!
ちなみに前作「プリリズRL」では、ファルルと同じ神秘的な雰囲気のキャラとして天羽ジュネ様がいました。
ジュネ様の場合は、異世界の使者でありながら人間界の男と禁断の恋に落ちてしまい、そのせいでプリズムショーも自身も消滅して…という危機に。
そこを最終的には、主人公なるちゃんたちの力で奇跡を起こし、人間に転成するという救済がもたらされました。
そんな風にファルルも、人間に転生するでもいいし、それ以外のアプローチでも…とにかく彼女がいつか寂しい思いをしなくて済むような「救い」の物語もあって欲しい!
と強く思う今日このごろ…
ただ、今回のラストではガァルルがどうやららぁらたちとパラジュクに残っているし、次シリーズで注目の「らぁらが育てる謎の赤ちゃん」も、目元とか髪の色がなんとなくファルルっぽい気も。
これはそこらへんの救済への布石かな…!?なんて期待しながら、また次週を楽しみに待つことにします~~。